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宝石の蜜をこぼすウツボカズラのネックレス(N.jamban×エメラルド①)
¥11,000
SOLD OUT
⊹ ࣪˖ ┈┈ ˖ ࣪⊹ ┈┈⊹ ࣪˖ ┈┈˖ ࣪⊹ ここは、全ての生き物が銅になった世界 鬱蒼と茂る低地のジャングルの中で 標高3000mの高地の霧の中で 大小様々な 約160種ものウツボカズラの捕虫袋は 次々に銅に変わっていきました ウツボカズラの蓋や襟から 分泌される蜜は いつしか宝石に置き換わり 宝石を飲みに集まる銅の虫を 妖しく誘っています ⊹ ࣪˖ ┈┈ ˖ ࣪⊹ ┈┈⊹ ࣪˖ ┈┈˖ ࣪⊹ ウツボカズラ「Nepenthes jamban(ジャンバン)」の捕虫袋を収穫し洗浄後、エレクトロフォーミングという技法で銅めっきをほどこし、ネックレスを作製しました。 今回使用したは「ジャンバン」は、スマトラ島の標高2000mほどの高山に自生する、ハイランド種と呼ばれるネペンテス(ウツボカズラ)の一種。 なんと「ジャンバン」はインドネシア語で「トイレ」を意味するというから驚きです…! その名の通りまるで洋式便座のようなピッチャー(捕虫袋)を持ち、小柄ながらも、数あるネペンテスの中でもひときわ独特な風貌をしています。 ハイランド種は日本での栽培難易度が高いことでも知られており、夏場の低温を維持しつつ湿度を高く保たなければなりません。 我が家でも夏場は冷房をかけ、鉢の周りを覆うなど、栽培環境にかなり気を使うまさに「ジャンバン様」な扱いを受けていらっしゃいます。 そんな大事なジャンバン様のピッチャーが寿命を迎え、蓋の先端が枯れてきたことから、収穫を決意しました。 これまで、レジンの作品であれば、植物の色味がダイレクトに出てしまうため、一部が枯れたピッチャーを敢えて使うことはしませんでしたが、銅を纏うことで枯れた部分を気にせず、ピッチャーとしての役割を長期間果たしたうえで収穫できるのがエレクトロフォーミングの素晴らしさです。 ピッチャーの洗浄後、電導性塗料を内外に塗布し、一度うっすらとめっきをかけます。 薄く銅を纏わせた状態でめっき液から出し、洗浄後、ピッチャーの翼(ひれ)と翼の間におさまる大きさのエメラルドをあしらい、再びめっきすること8時間。 めっきされていない箇所がないか、何度か引き上げて確認しながら、美しく銅化したジャンバン様が完成しました。 今回は完成後にいぶし加工をおこなったことで、アンティーク感のある仕上がりを目指しました。 いぶしも不思議なもので、毎回同じ色合いにはならないのですが、今回は虹色に輝く色合いに仕上がったため、磨きを最小限とし、玉虫のような光沢をなるべく残した状態で完成としました。 小さいけれど神々しさと存在感が抜群のジャンバン様です。 シンプルなコーデに合わせてご堪能ください♫ 【エレクトロフォーミングとは】 電導性の塗料を塗った植物をめっき液に浸し、電気を流して銅めっきしています。 短くて6時間、植物によっては一日以上かけ、様子を見ながらゆっくりめっきをかけています。 Torigusaのこだわりは、全て本物の食虫植物を使用している点! 実は、エレクトロフォーミングは凹んだ部分にかかりづらく、複雑で袋形の形状が多い食虫植物はなかなかの曲者なのです。 日々試行錯誤しながら楽しくめっきしています。 【サイズ】(金具込) パーツ長さ:約3.5cm 重さ:約7g チェーン長さ:約50cm +アジャスター約5cm 【銅について】 銅は経年変化が楽しめる素材です 加工直後はピンクゴールドですが、徐々に深みを増していき、濃い色合いに変化していきます 植物を育てるように、日々の変化を愛でながら、皆さまの耳元や首元で育てるアクセサリーになれば幸いです 【いぶし加工と金具について】 ⚫︎真鍮製のチェーンにいぶし加工を施して制作しているため、ところどころ色の濃淡があります 味としてお楽しみいただけますと幸いです ⚫︎本体、チェーン共に仕上げに磨き上げてありますが、淡い色のお召し物に色が移る可能性があります 【お願い】 ⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください https://torigusa.base.shop/items/94178886 【ネペンテス・ジャンバン】 学名:Nepenthes jamban ウツボカズラは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。 食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。 葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。 これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。 本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもので、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。 袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。 消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。 液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。 袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。 ウツボカズラは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。 本種N.Jambanは、スマトラ島バリサン山脈の固有種で、標高1800〜2100mの間に分布している。 2005年に発見され、2006年に植物誌に掲載された比較的新しい種である。 濃厚で粘性の高い消化液を出し、スズメバチやコオロギなどの大きな昆虫を捕食している。 特徴的なアッパーピッチャーは株の充実と共に見られるようになる。 作者の自宅の株はまだまだ小さいが、貴重なハイランド種でありその成長が非常に期待されているため「ジャンバン様」と呼ばれ過保護に育てられている。
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ミニウツボカズラ(ネペンテス・グラシリス)の青リンゴみたいなネックレス③
¥4,400
SOLD OUT
ちっちゃなちっちゃなウツボカズラ(ネペンテス・グラシリス)のネックレスが誕生しました! 捕虫袋(ピッチャー)のサイズは約3cmしかなく、みなさまのイメージされるウツボカズラはそのままに大きさだけがミニマムです♫ この作品に使用した種類は、学名をN.gracilis(ネペンテス・グラシリス)といい、gracilisが「ほっそりした」という意味を持つのだそう。 その名の通り、グラシリスは他のウツボカズラたちと比べ、細身で小柄な捕虫袋を持つのが特徴です。 …が!実は我が家で育てているグラシリスは同じグラシリスの中でもN.gracilis Sportといい、ずんぐりした捕虫袋を付ける変種なのです!(細いのか太いのかどっち?) ややこしくなりましたが、小さめでコロンと丸い可愛い系のウツボカズラ、と覚えてくださいますと幸いです。 そんなグラシリス・スポートをお迎えし、少しだけ捕虫袋を収穫させてもらいました。 ウツボカズラたちは捕虫袋の中に落ちた虫を消化し、栄養を得ているため、全て取ってしまうと株の成長に影響が出ることが予想されるため、株の負担にならぬよう細心の注意を払いながら少しだけ収穫させてもらっています。 収穫後はドライフラワーに加工をするのですが、小さいためなかなか綺麗にドライにならず、大半がシワシワになってしまい最後まで加工することが出来ませんでした… また、ドライに成功したものの、口が小さいゆえにレジンが中まで入っていかず製作を断念した捕虫袋も多々… こちらは何とか最後までレジンコーティング出来た作品となっています! ウツボカズラのネックレス、しかも本物を使用したものはどこを探してもなく、身に付けたら人目を引くこと請け合いです。 食虫植物=ウツボカズラというイメージが強く、可愛さと格好良さのバランスもバッチリな種類なので、「食虫植物を身に付けている!」最強感が最も感じられる作品になっていると思います。 そのうえ大きさが小さめなので可愛さも兼ね揃えているのが本作です。 作りながら、小さな青リンゴみたいにぷっくりツヤツヤで可愛いなぁと思ってうっとりしていました。 黒をベースにしたモードな装いにはもちろんピッタリですが、グラシリスの鮮やかな黄緑色が映えるように、オフホワイトのセーターなどに合わせて可愛くコーディネートされるのもオススメです♫ また、着け心地に関してですが、本体のみで約3g程度と、ずんぐりした見た目に反して軽いのでとっても軽く感じられると思います。 可愛いグラシリスと色んなところにお出掛けなさってくださいね♫ ウツボカズラのピッチャーは一つ育つまでに数ヶ月かかるうえ、全てが大きくなるわけではないためとても貴重です。 一つ一つ個体差があるため全て一点物としてご紹介しています! ビビっと来た子をお迎えくださいね♫ 【サイズ】 長さ:約3cm(植物パーツ) 重さ:約2g(植物パーツ) チェーン長さ:50cm(+5cm延長可能なアジャスター付き) 【金具について】 ⚫︎丸カン、チェーン、カニカン、アジャスターは全てサージカルステンレス316製です(メッキはニッケルフリー) 【お願い】 ⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください https://torigusa.base.shop/items/94178886 【ネペンテス・グラシリス】 和名:コウツボカズラ 英名:Slender pitcher-plant 学名:Nepenthes gracilis Sport ウツボカズラは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。 食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。 葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。 これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。 本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもこで、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。 袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。 消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。 液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。 袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。 ウツボカズラは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。 本種N.gracilis Sportは、ボルネオ島、マレー半島、シンガポール、タイなど広域に分布し、高温多湿を好む低地性ネペンテスである。 N.ampullariaと同様に、数少ないグラウンドピッチャーを生じる種としても知られており、マニアとしてはグラウンドピッチャーを拝みたいものなので、作者も御多分に洩れずいつの日かグラウンドピッチャー鈴なりのグラシラスに会う日を夢見ながら、今日もせっせと霧吹きで葉水を与えるのである。
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ウツボカズラ(N.hamata x veitchii)の小悪魔なネックレス①
¥5,700
SOLD OUT
ウツボカズラ(N.hamata x veitchii)の捕虫袋でお作りしたネックレスです! ピッチャー(捕虫袋)を収穫し洗浄後、シリカゲルに埋めてドライフラワーに加工し、レジン(樹脂)で固めてお作りしています。 今回使用した種類(N.hamata x veitchii)は、ハマタとビーチーの人工交配種です。 ハマタは、スラウェシ島の標高1400〜2500mほどに生息する、いわゆる「ハイランド種」と呼ばれるウツボカズラの一種。 このハイランド種は、その名の通り標高が高い場所に生息しているため、暑いのが大の苦手で、日本では夏場は冷房完備でないと育てることが難しい種類です。 そのため、食虫植物ファンであっても、誰もが気軽に手を出すことが出来ないハードルの高さがあります。 しかもローランド種に比べ苗も高価なうえ、冷房をかけつつ湿度も高く保たなければならないというまさに初心者泣かせな種といえます(作者も泣いています) このハマタ、何と言っても魅力的なのがその見た目なんです。 ピッチャーの口にずらっと牙が生えているようなもう何ともかっちょいい独特の姿しているんです!! 学名のhamataはラテン語で「鉤状の」という意味を待ちます。 その名の通りトゲトゲのいかにもハイランド種といった痺れる姿でございます…! ハマタを語り過ぎてスペースがなくなってきましたが、もう一つの交配親ビーチーは、作者が美ーチーと勝手に呼ぶほど美しい種。 キエリウツボの和名の通り、ピッチャーに美しい黄緑と赤のストライプの入った大きな襟を纏った、これまた魅力的なウツボカズラです。 こんな美形の親を持つため、この子もとっっても繊細で美しいのです(そして育て方も繊細…) 我が家の株はまだ小さいながらも、両親の特徴をしっかり受け継ぎ、美ーチーの美しさを醸しつつ襟のふちには小さな牙がチラ見えしています。 ピンク色をベースに、一見可愛い系でありながら、よく見るとしっかり牙もあって【小悪魔】な雰囲気が漂うネックレスとなっています! 作者のこだわりは、ふちまでしっかりレジン塗布すること。 これにより強度が増すことにくわえ、丸みを帯びた優しい印象になります。 レジンを幾重にも重ねた後、仕上げのコーティングを施し、見た目も触感もツルツルになるようお仕立てしました。 何度もコーティングをするためとても時間がかかりますが、なるべく気泡が入らないよう注意を払いながら丁寧な作業を心がけています。 合わせるファッションとしては、シンプルな装いに主役としてばっちり目立たせていただくのがオススメです! 綺麗なピンク色が映えるように、ネイビーのバンドカラーシャツや黒のタートルネックに合わせてみてはいかがでしょうか? 服の上から長めにご着用いただくには、チェーンを長め(作者のおすすめは50㎝程度)に調整いただくのがおすすめです。 一度、お手持ちのネックレスの長さをお測りいただき、オプションから長さを選択いただけますとイメージが沸きやすいかと思います。 +約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスター抜きでの長さをお選びくださいね。 作者は45㎝にカットして、アジャスターを使用して服の上から着用することが多いですが、タートルネックに合わせる事が決まっている場合は、長めの方がきれいに見えるため、最初から50cmにカットしています。 ご参考まで… 他のTorigusaアイテムとのコーディネートもオススメです。 食虫植物界での人気1、2を争うライバルのハエトリグサピアスを合わせて、食虫植物コーデで周りの方の視線をパクッと捕らえちゃってください! ウツボカズラのピッチャーは一つ育つまでに数ヶ月かかるうえ、全てが大きくなるわけではないためとても貴重です。 一つ一つ個体差があるため全て一点物としてご紹介しています! ビビっと来た子をお迎えくださいね♫ 【サイズ】本体のみ 長さ:約5.5cm 重さ:約4g 【金具について】 ⚫︎丸カン、チェーン、カニカン、アジャスターは全てニッケルフリーのサージカルステンレス316製です ⚫︎ご購入時にオプションからチェーンの長さをお選びください 約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスターを除いたチェーンの長さをお選びください 【お願い】 ⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください https://torigusa.base.shop/items/94178886 【ウツボカズラ(Nepenthes)とは】 Nepenthesは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。 食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。 葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。 これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。 本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもこで、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。 袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。 消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。 液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。 袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。 nepenthesは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。
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ミニウツボカズラ(ネペンテス・グラシリス)のネックレス①
¥4,000
SOLD OUT
ちっちゃなちっちゃなウツボカズラ(ネペンテス・グラシリス)のネックレスが誕生しました! 捕虫袋(ピッチャー)のサイズは約5cmしかなく、みなさまのイメージされるウツボカズラはそのままに大きさだけがミニマムです♫ この作品に使用した種類は、学名をN.gracilis(ネペンテス・グラシリス)といい、gracilisが「ほっそりした」という意味を持つのだそう。 その名の通り、グラシリスは他のウツボカズラたちと比べ、細身で小柄な捕虫袋を持つのが特徴です。 …が!実は我が家で育てているグラシリスは同じグラシリスの中でもN.gracilis Sportといい、ずんぐりした捕虫袋を付ける変種なのです!(細いのか太いのかどっち?) ややこしくなりましたが、小さめでコロンと丸い可愛い系のウツボカズラ、と覚えてくださいますと幸いです。 そんなグラシリス・スポートをお迎えし、少しだけ捕虫袋を収穫させてもらいました。 ウツボカズラたちは捕虫袋の中に落ちた虫を消化し、栄養を得ているため、全て取ってしまうと株の成長に影響が出ることが予想されるため、株の負担にならぬよう細心の注意を払いながら少しだけ収穫させてもらっています。 収穫後はドライフラワーに加工をするのですが、小さいためなかなか綺麗にドライにならず、大半がシワシワになってしまい最後まで加工することが出来ませんでした… また、ドライに成功したものの、口が小さいゆえにレジンが中まで入っていかず製作を断念した捕虫袋も多々… こちらは何とか最後までレジンコーティング出来た作品となっています! ウツボカズラのネックレス、しかも本物を使用したものはどこを探してもなく、身に付けたら人目を引くこと請け合いです。 食虫植物=ウツボカズラというイメージが強く、可愛さと格好良さのバランスもバッチリな種類なので、「食虫植物を身に付けている!」最強感が最も感じられる作品になっていると思います。 そのうえ大きさが小さめなので可愛さも兼ね揃えているのが本作です。 作りながら、小さな青リンゴみたいにぷっくりツヤツヤで可愛いなぁと思ってうっとりしていました。 黒をベースにしたモードな装いにはもちろんピッタリですが、グラシリスの鮮やかな黄緑色が映えるように、オフホワイトのセーターなどに合わせて可愛くコーディネートされるのもオススメです♫ 服の上から長めにご着用いただくには、チェーンを長め(作者のおすすめは50㎝程度)に調整いただくのがおすすめです。 一度、お手持ちのネックレスの長さをお測りいただき、オプションから長さを選択いただけますとイメージが沸きやすいかと思います。 +約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスター抜きでの長さをお選びくださいね。 作者は45㎝にカットして、アジャスターを使用して服の上から着用することが多いですが、タートルネックに合わせる事が決まっている場合は、長めの方がきれいに見えるため、最初から50cmにカットしています。 ご参考まで… また、着け心地に関してですが、本体のみで約3g程度と、ずんぐりした見た目に反して軽いのでとっても軽く感じられると思います。 可愛いグラシラスと色んなところにお出掛けなさってくださいね♫ 【サイズ】本体のみ 長さ:約3cm 重さ:約3g 【金具について】 ⚫︎丸カン、チェーン、カニカン、アジャスターは全てサージカルステンレス316製です(メッキはニッケルフリー) ⚫︎ご購入時にオプションからチェーンの長さをお選びください ※約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスターを除いたチェーンの長さをお選びくださいませ 【お願い】 ⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください https://torigusa.base.shop/items/94178886 【ネペンテス・グラシリス】 和名:コウツボカズラ 英名:Slender pitcher-plant 学名:Nepenthes gracilis Sport ウツボカズラは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。 食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。 葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。 これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。 本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもこで、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。 袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。 消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。 液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。 袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。 ウツボカズラは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。 本種N.gracilis Sportは、ボルネオ島、マレー半島、シンガポール、タイなど広域に分布し、高温多湿を好む低地性ネペンテスである。 N.ampullariaと同様に、数少ないグラウンドピッチャーを生じる種としても知られており、マニアとしてはグラウンドピッチャーを拝みたいものなので、作者も御多分に洩れずいつの日かグラウンドピッチャー鈴なりのグラシラスに会う日を夢見ながら、今日もせっせと霧吹きで葉水を与えるのである。
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ウツボカズラ(ネペンテス・ビーチー)のネックレス①
¥5,700
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ウツボカズラ(ネペンテス・ビーチー)の捕虫袋でお作りしたネックレスです! ビーチーは、和名をキエリウツボ(黄襟ウツボ)といい、その名の通りウツボカズラの中でもひときわ大きな襟を持つ種類です。 特徴的なこの襟からは、獲物となる虫をおびき寄せるため、蜜がたくさん分泌されています。 今回お作りする上で一番困ったのが、この蜜でした… ピッチャー(捕虫袋)の収穫後、洗浄を行い、シリカゲルでドライフラワーに加工するのですが、蜜がまだまだ付着していたようで、加工時にシリカゲルを取り除くのに1時間… ピッチャーが大きいため、内側を硬化する作業だけでも2時間… と、通常の作業とは別に、かなり手間と時間をかけて製作した作品です。 その甲斐あって、これまでのTorigusaのウツボカズラシリーズの中でも異彩を放つ、スレンダーでどことなく都会的な印象を受けるウツボカズラネックレスとなりました! ネックレスの作品自体、このネペンテス・ビーチーが初めてなのですが、第一号にふさわしい存在感と美しさを誇る作品になってくれたかと思います。 さすが美ーチー様…もといビーチー様です。 ドライ加工前は鮮やかな黄緑色と朱色の襟でしたが、ドライ後は綺麗なストライプはそのままに、全体的に落ち着いた色合いに変化しました。 綺麗なピンク色の袋からは、可愛らしさも感じます。 合わせるファッションとしては、シンプルな装いに主役としてばっちり目立たせていただくのがオススメです! ピンク色が映えるように、ネイビーのバンドカラーシャツや黒のタートルネックに合わせてみてはいかがでしょうか? 服の上から長めにご着用いただくには、チェーンを長め(体格によってですが、女性で50㎝〜程度)に調整いただくのがおすすめです。 一度、お手持ちのネックレスの長さをお測りいただき、オプションから長さを選択いただけますと幸いです! +約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスター抜きでの長さをお選びくださいね。 また、他のTorigusaアイテムとのコーディネートもオススメです。 一番しっくりくるのはやはりミニウツボカズラピアスでしょうか? いやいや、ここは食虫植物界での人気1、2を争うライバルのハエトリグサピアス? 主役級のビーチーをまとい、食虫植物でバッチリ決めちゃってください! 【サイズ】(金具込) チェーン長さ:40〜60cm(お選びいただけます) 本体長さ:約9cm 重さ:約14g(チェーン45cmの場合) 【金具について】 ⚫︎チェーン、カニカン、アジャスターは全てはサージカルステンレス316製です ⚫︎当店の丸カンはk16gpまたはサージカルステンレス316を使用しております(いずれもニッケルフリー) ⚫︎ご購入時にオプションからチェーンの長さをお選びください 約5cm調整が出来るアジャスターもお付けいたしますので、アジャスターを除いたチェーンの長さをお選びください 【お願い】 ⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください https://torigusa.base.shop/items/94178886 【ネペンテス・ビーチ】 和名:キエリウツボカズラ 学名:Nepenthes veitchii Nepenthesは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。 食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。 葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。 これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。 本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもこで、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。 袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。 消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。 液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。 袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。 nepenthesは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。 本種Nepenthes veitchiiはボルネオ島の固有種であるが、分布域が広いため形質や特性に差が大きい。 また、他の植物に着生する種として有名である。 広い襟は虫をおびき寄せるために有効とされる。 veitchiiの由来は、イギリスの著名な園芸家ヴィーチ氏から。 全体に硬めの毛が生えており、レジンを塗布する際に弾くため加工に苦労した。 蜜事件もあいまって一度は加工を諦めたものの、完成した作品を見るともう一度挑戦したくなってしまう。 このキエリは虫だけでなく人間も誘引する力があるに違いない。