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銅になったウツボカズラのネックレス76(N. bicalcarata ×アンティーク)

¥7,700 税込

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ここは、全ての生き物が銅になった世界

鬱蒼と茂る低地のジャングルの中で 
標高3000mの高地の霧の中で

大小様々な
約170種ものウツボカズラの捕虫袋は

次々に銅に変わっていきました

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ウツボカズラ(ネペンテス)「ビカルカラタ」の捕虫袋(ピッチャー)を収穫し、洗浄後、エレクトロフォーミングという技法で銅めっきをほどこし、ネックレスを作製しました。

みなさまは食虫植物というとどんな種類を思い浮かべますか?
食虫植物=ウツボカズラ(ネペンテス)、というイメージをお持ちの方、とっても多いのではないでしょうか。

いかにもたくさん虫を食べていそうな特徴的な捕虫袋(ピッチャーといいます)を持つネペンテスは、ハエトリグサと一、二を争う、食虫植物界のレジェンドです。

ネペンテスの特徴はなんと言ってもそのピッチャーにあります。
種類によって異なる様々な形のピッチャーを持ち、中には牙(!)が生えていたり、洋式便座(!!)のような姿の種類だってあります。

…何を隠そう、本種「ビカルカラタ」こそがその「牙」が生えた種なのです!

一般的に牙系ネペンテスと言う場合、ハイランド種(高山性)の中で襟の周りをぐるっと囲むようにギザギザとした種類を指すことが多いのですが、本種ビカルカラタは一味違います。
牙の「ような」ではなく、本当に牙が生えているのです!

いわゆる牙系ネペンテスとの違いは、その牙の位置にあります。
ビカルカラタは蓋の内側に吸血鬼のごとき2本の鋭い牙が内向きに生えており、なんでそうなった?と言わざるを得ません。しかも結構長い。
自然の造形、まさに神秘です。

蓋の内側に生えているため、デンジャラスな牙も意外と安全。
ネックレスとして着ける分には問題ないかと思いますが、鋭いことには変わりありませんので、何かを引っ掛けたりされないようにご注意くださいね。

ピッチャーの洗浄後、導電性塗料を内外に塗布し、めっきされていない箇所がないか、何度か引き上げて確認しながらエレクトロフォーミングすること丸一日。
美しく銅化したピンクゴールドのビカルカラタが完成しました。

今回は、めっき後にいぶし加工を行い、アンティーク感のある仕上がりを目指しました。

いぶしも不思議なもので、毎回同じ色合いにはならないのですが、今回は温かみのあるピンクがかった茶色に変化しました。

【サイズ】(金具込)
サイズ、重さ:画像参照
チェーン長さ:約60cm(アジャスター5cm含む)
✴︎服の上からお楽しみいただける、ユニセックスなサイズ感となっています
✴︎黒いシャツを着たマネキンは9号サイズです
8枚目の画像がアジャスター使用前、9枚目がアジャスター使用後となります


【エレクトロフォーミングとは】
導電性塗料を塗った植物をめっき液に浸し、電気を流して銅めっきしています。
短くて6時間、植物によっては一日以上かけ、様子を見ながらゆっくりめっきをかけています。

Torigusaのこだわりは、全て本物の食虫植物を使用している点!
実は、エレクトロフォーミングは凹んだ部分にかかりづらく、複雑で袋形の形状が多い食虫植物はなかなかの曲者なのです。
日々試行錯誤しながら楽しくめっきしています。

【素材】
銅、真鍮、植物

【銅について】
銅は経年変化が楽しめる素材です
加工直後はピンクゴールドですが、徐々に深みを増していき、濃い色合いに変化していきます

植物を育てるように、日々の変化を愛でながら、皆さまの耳元や首元で育てるアクセサリーになれば幸いです

【いぶし加工と金具について】
⚫︎真鍮製のチェーンにいぶし加工を施して制作しているため、ところどころ色の濃淡があります
味としてお楽しみいただけますと幸いです
⚫︎本体、チェーン共に仕上げに磨き上げてありますが、淡い色のお召し物に色が移る可能性があります

【お願い】
⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください
https://torigusa.base.shop/items/94178886

【ネペンテス・ビカルカラタ】
学名:Nepenthes bicalcarata
ウツボカズラは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。
食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。

葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。
これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。

本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもので、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。

袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。

消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。
液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。

袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。

ウツボカズラは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。

さて、本作品に使用した「ビカルカラタ」はボルネオ原産の種で、オオアリとの共生関係で知られる、ウツボカズラの中でも異色の存在である。
本来、アリは捕食対象になるが、本種はツルの中に作った空洞にアリを住まわせ、捕虫袋の水の中に落ちてきた獲物を横取りするボウフラを駆除してくれる共生関係にある。

素晴らしいビカルカラタ。はて牙の使い道は?

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