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No.154銅になったビブリスのネックレス(B.gigantea×アンティーク)

残り1点

COMING SOON

販売期間
2026年8月29日 21:00 ~ 2026年8月30日 21:00

※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。

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ここは
すべての生き物が銅になった世界

光り輝く粘液で
湿原を埋め尽くしていたビブリスは

銅になった体から
涙のように宝石を零し続け

そこはまるで
虹色に輝く泉のようである

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食虫植物「ビブリス・ギガンテア」の花を収穫し、エレクトロフォーミングで銅を纏わせました。

ビブリス属はオーストラリア原産の食虫植物で、現在8種が確認されています。
ビブリスは、葉や茎などから分泌される粘液で葉にとまった虫を捕える食虫植物です。
かつては消化する能力がないと考えられていた時代もあったようですが、消化液の分泌が確認され、現在では食虫植物として分類されています。

作者宅では現在、リニフロラとギガンテアの2種のビブリスを栽培しています。
リニフロラは自家受粉で種が取れ、零れ種でも増えていくのに対し、ギガンテアは他家受粉しにくいため、人の手で受粉をしています。

花の大きさも全く異なり、指先ほどの小さな花を咲かせるリニフロラと異なり、ギガンテアはその名の通り見応えのある赤紫色の立派な花を咲かせます。
食虫植物というと、きれいな花を咲かせるイメージがないと思いますが、本種はパンジーなど観賞用の鉢花と言われても納得してしまうぐらい鑑賞価値の高い種類です。

花弁が大きく薄いため、銅にするにはとても苦労しました。
まず、収穫後すぐ加工を始めないと、どんどん水分がなくなり萎んでいってしまうため、すぐに作業に取り掛かれるまとまった時間のある時にしか収穫ができません。
そしてビブリスは晴れた日の午前中しか満開にならず、夕方には閉じてしまうため、条件の整った日にしか制作を始められませんでした。

薄い花弁は、導電性塗料を塗るのに一苦労ですが、塗料を乾かしている間にも丸まってしまったり、貴重な花を何個かダメにしてしまいました。
その分、うまく仕上がった時は感動が大きかったです。

今回は、めっき後にいぶし加工を行い、アンティーク感のある仕上がりを目指しました。
いぶしも不思議なもので、毎回同じ色合いにはなりません。
完全に黒くなる直前に引上げ、黄味を帯びた美しい虹色に輝く仕上がりとなりました。

しっかりと存在を主張する大きめサイズのネックレスです。
チェーンに充分な長さがあるため、重ね着した服の上からでも窮屈に感じることなくご着用いただけるかと思います。

普段は捕虫葉ばかり作品にしているTorigusaの中にあって、一際目を引く華やかな存在です。
こんなに美しいのに、食虫植物というギャップ。痺れます。

シンプルなTシャツやモノトーンのシャツに合わせて、ギガンテアの存在を際立たせるのはもちろんですが、お花の形を活かしてレースやシアー素材と合わせるのもおすすめです。

【サイズ】
サイズ、重さ:画像参照
チェーン長さ:約60cm(アジャスター含む)
✴︎ 服の上からもお楽しみいただける、ユニセックスなサイズ感となっています
✴︎黒いシャツを着たマネキンは女性9号サイズです
アジャスター使用前後の画像があります
✴︎チェーン短めをご希望の方は、オプションより選択してください(備考欄への記載は不可)

【エレクトロフォーミングとは】
導電性塗料を塗った植物をめっき液に浸し、電気を流して銅めっきしています。
短くて6時間、植物によっては一日以上かけ、様子を見ながらゆっくりめっきをかけています。

Torigusaのこだわりは、全て本物の食虫植物を使用している点!
実は、エレクトロフォーミングは凹んだ部分にかかりづらく、複雑で袋形の形状が多い食虫植物はなかなかの曲者なのです。
日々試行錯誤しながら楽しくめっきしています。

【素材】
銅、合金、植物、レジン、天然石

【銅について】
銅は経年変化が楽しめる素材です
加工直後はピンクゴールドですが、徐々に深みを増していき、濃い色合いに変化していきます

植物を育てるように、日々の変化を愛でながら、皆さまの耳元や首元で育てるアクセサリーになれば幸いです

【いぶし加工について】
⚫︎銅めっき後、いぶし加工を施し、アンティークな風合いに仕上げております
⚫︎仕上げに充分に磨き上げておりますが、淡い色のお召し物に色が移る可能性があります

【お願い】
⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください
https://torigusa.base.shop/items/94178886

【ビブリス・ギガンテア】
英名:Rainbow Plant(レインボー・プラント)
学名:Byblis gigantea Lindl.
原産地:オーストラリア西部(西オーストラリア州南西部)

細く伸びる茎と無数の腺毛に覆われた葉を持つ、ビブリス属最大級の食虫植物である。

ビブリス属は、オーストラリアを中心に分布する食虫植物の一群である。現在よく知られている種には、比較的小型で一年草として生育するビブリス・リニフロラ(Byblis liniflora)などがあり、ギガンテアとは姿だけでなく、その生育様式にも大きな違いがある。

リニフロラが一年草として短い期間に成長し、花を咲かせて種子を残すのに対し、ギガンテアは多年生で、条件が合えば長く生育を続ける大型種である。成熟すると高さ1mを超えることもあり、細い茎を多数立ち上げる姿は、同じビブリス属でありながら非常に印象が異なる。

葉や茎の表面には無数の粘着性の腺毛が密生している。
腺毛の先端から分泌される粘液に小さな昆虫が触れると、その体が粘液に絡め取られる。
モウセンゴケ類と同じく粘着式の捕虫葉を持つが、ビブリス属はその外見から「オーストラリアのモウセンゴケ」と表現されることもある植物である。

原産地は西オーストラリア州南西部。季節によって水分量が大きく変化する湿地や、砂質・泥炭質の湿った土地などに生育する。
雨季には十分な水を得られる一方、乾季には乾燥するという環境の中で生きる植物である。

ビブリス属には、リニフロラのほかにも複数の種が知られており、かつてはギガンテアを含む大型種と一年草の小型種で大きく異なる姿を見せることから、分類学上も興味深い植物群として扱われてきた。

細く繊細な葉を覆う無数の腺毛は、光を受けると露のように輝く。
その姿から「Rainbow Plant」の名を持つ一方、そこにあるのは美しい装飾ではなく、小さな生き物を捕らえるための精巧な仕組みである。

byblisとrainbow plantsは、ギリシャ神話のbyblisに由来する。
双子の兄に恋をしたビブリス。
しかし、兄に拒絶され、虹色に輝く涙を流し続けてやがて自身が泉となってしまう。
哀しくも美しい恋物語である。

繊細さと捕食者としての機能を併せ持つ、ビブリス・ギガンテア。
胸を締め付ける美しい神話に想いを馳せつつ、食虫植物らしからぬ華やかな1輪を胸元に咲かせていただきたい。

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