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NO.149宝石の蜜をこぼすウツボカズラのネックレス(N.robcantleyi×jacquelineae×真珠×アンティーク)

¥16,500

残り1点

COMING SOON

販売期間
2026年6月27日 21:00 ~ 2026年6月28日 21:00

※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。

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ここは、全ての生き物が銅になった世界

鬱蒼と茂る低地のジャングルの中で 
標高3000mの高地の霧の中で

大小様々な
約170種ものウツボカズラの捕虫袋は

次々に銅に変わっていきました

ウツボカズラの蓋や襟から
分泌される蜜は
いつしか宝石に置き換わり

宝石を飲みに集まる銅の虫を
妖しく誘っています

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ウツボカズラ「RJ」ことロブキャントレイ×ジャクリネアエの捕虫袋(ピッチャー)を収穫し、洗浄後、エレクトロフォーミングという技法で銅めっきをほどこし、ネックレスを作製しました。

みなさまは食虫植物というとどんな種類を思い浮かべますか?
食虫植物=ウツボカズラ(ネペンテス)、というイメージをお持ちの方、とっても多いのではないでしょうか。

いかにもたくさん虫を食べていそうな特徴的なピッチャーを持つウツボカズラは、ハエトリグサと一、二を争う、食虫植物界のレジェンドです。

ウツボカズラの特徴はなんと言ってもそのピッチャーにあります。
種類によって異なる様々な形のピッチャーを持ち、中には牙(!)が生えていたり、洋式便座(!!)のような姿の種類だってあります。

本作に使用したRJは、Instagramの動画で消化液が衝撃のpH1だったことで多くの方に衝撃を与えました。
高山種特有のドロっとした消化液で、制作の前段階からわくわくしたのは言うまでもありません。

高山種同士の掛け合わせから生まれたRJ、優美なフォルムとネックレスに最適なサイズ感でこれから推していきたい品種です。

ピッチャーの洗浄後、導電性塗料を内外に塗布し、めっきされていない箇所がないか、何度か引き上げて確認しながら数日かけてエレクトロフォーミングをしていきます。
途中で引き上げた際、翼(よく)の間に、今回は淡水真珠をあしらいました。

さて、こちらのNo.149を含め、No.147〜151までは、Torigusa初となるある試みの元制作に臨んだ銅標本です。
それは【誕生石】。
これまで、Torigusaでは敢えて誕生石を意識せず制作を進めてきました。それは、宝石はあくまで鉱物と捉えていたため、成分やモース硬度には着目するものの、誕生石や石言葉といった側面はTorigusaのテーマである植物学やヴンダーカンマー的世界観とはちょっと違うかな、と考えていたのです。

しかし、お客さまから「誕生石なので〇〇を採集しました!」とのお声をいただく機会が増えたことで、鉱物にはこういった楽しみ方もあるな、と考えが変化していきました。
また、今月は何の石を仕入れよう…と悩んでいましたが、誕生石を取り入れる事で、今まで挑戦していなかった石に挑む事が出来、魅力を知ったり、毎月1つか2つの石に着目していくことは鉱物ファンの作者にとって刺激のある楽しみとなりました!
これからも素敵なご意見お待ちしています。

本作に使用した淡水真珠ですが、これまで真珠を使用してこなかったのには理由があり、それは【硬度が極めて低いから】でした。
エレクトロフォーミングさ強酸性のめっき液に長時間浸すため、硬度の低い石は保護剤の隙間から侵入した液でどうしても溶けやすくなります。

真珠は、モース硬度2.5から4.5と、人間の爪程度しかありません。
その複雑な構造からハエトリグサと比較しエレクトロフォーミングに時間のかかるウツボカズラは、めっき液にさらされる時間が長く、どんなに保護剤を塗っても溶けてしまうと思い、2つのピッチャーでトライしました。

結果はどちらも成功!
ハエトリグサは失敗してしまったものもありましたが、おそらく、ハエトリグサと比べ保護剤が塗りやすかったため、隅々まで養生出来たのでしょう。

真珠は、貝の体内に侵入した異物を貝が自身を守るために分泌した液で包んだ、炭酸カルシウムの結晶です。
鉱物的には霰石(あられいし)に属します。

本作に使用した淡水真珠はイケチョウガイなどから取れる無核性の真珠で、アコヤガイから取れる真珠と比べると安価で、アコヤガイが有核養殖であるのに対し、淡水真珠は無核養殖が主流のため、中までほぼ100%が真珠層となります。

さまざまな形があり、一粒一粒個性があるため、ピッチャーに合う形をオーディション形式で選ぶのも楽しいひとときでした。

No.149は少し小ぶりのピッチャーです。
小ぶりとはいえ6cm以上あり、しっかりとコーディネートの主役の役割を果たしてくれます。

めっき完了後は、いぶし加工を施しアンティーク感のある仕上がりを目指しました。

いぶしも不思議なもので、毎回同じ色合いにはならないのですが、今回は赤みがかった虹色の仕上がりとなりました。
深みのある赤が淡水真珠の光沢をより際立たせます。
これぞ、着色によらず金属の化学変化で色味を調整していることによる醍醐味ですね。

大きめの150と、やや小ぶりで着用しやすい149、お好みで採集なさってください。

【サイズ】
サイズ、重さ:画像参照
チェーン長さ:約60cm(アジャスター含む)
✴︎ 服の上からもお楽しみいただける、ユニセックスなサイズ感となっています
✴︎黒いシャツを着たマネキンは女性9号サイズです
アジャスター使用前後の画像があります
✴︎チェーン短めをご希望の方は、オプションより選択してください(備考欄への記載は不可)

【エレクトロフォーミングとは】
導電性塗料を塗った植物をめっき液に浸し、電気を流して銅めっきしています。
短くて6時間、植物によっては一日以上かけ、様子を見ながらゆっくりめっきをかけています。

Torigusaのこだわりは、全て本物の食虫植物を使用している点!
実は、エレクトロフォーミングは凹んだ部分にかかりづらく、複雑で袋形の形状が多い食虫植物はなかなかの曲者なのです。
日々試行錯誤しながら楽しくめっきしています。

【素材】
銅、真鍮、植物、天然石

【銅について】
銅は経年変化が楽しめる素材です
加工直後はピンクゴールドですが、徐々に深みを増していき、濃い色合いに変化していきます

植物を育てるように、日々の変化を愛でながら、皆さまの耳元や首元で育てるアクセサリーになれば幸いです

【いぶし加工と金具について】
⚫︎真鍮製のチェーンにいぶし加工を施して制作しているため、ところどころ色の濃淡があります
味としてお楽しみいただけますと幸いです
⚫︎本体、チェーン共に仕上げに磨き上げてありますが、淡い色のお召し物に色が移る可能性があります

【お願い】
⚫︎下記リンク「ご購入前にお読みください」をご一読ください
https://torigusa.base.shop/items/94178886

【ネペンテス・ロブキャントレイ×ジャクリネアエ】
学名:Nepenthes robcantleyi×jacquelineae

ウツボカズラは東南アジアを中心に、中国、ニューカレドニアなど熱帯中心に分布しており、170種以上が見つかっている。
食虫植物の代表的な種で、古くから人工交配が盛んで多数の交配種が作出されている。

葉先は袋状になっており、虫をおびき寄せて消化、吸収し栄養を得ている。
これは本種の生息している場所が湿地や荒地、岩場などであり、充分な栄養を得られないため、足りない養分を虫を取ることで補っているためである。

本種の捕虫袋は、葉の中心の脈が伸びたもこで、袋の入り口や蓋の内側にある蜜線で虫をおびきよせている。

袋の内側からはロウ物質が分泌され滑りやすく、袋に入り込んだ虫が登ろうとしても上がれずに、袋に溜まった消化液に落ち溺れ死んでしまう。

消化液は常に一定量が保たれており、雨水が入ったとしても吸収され、反対に液を捨てたとしても根から吸い上げた水が溜まる仕組みとなっている。
液が分泌されるのは若い袋のみであるが、古い袋では液中の細菌の働きで消化分解が行われており、細菌との共生により栄養を得ていると考えられている。

袋の蓋が開いて数日間は強い酸性となっており、タンパク質分解酵素をはじめ多数の酵素が分泌されている。

ウツボカズラは分布域が広く、同じnepenthes属であっても生育環境が大きく異なり、特に高山地帯に生息する種は価格、難易度共に非常に高く栽培は上級者向けである。

本種はフィリピン原産のNepenthes robcantleyiと、インドネシア・スマトラ島原産のNepenthes jacquelineaeを交配して作出された園芸交配種である。

N. robcantleyi は標高約1,600〜1,900m、N. jacquelineae は約1,700〜2,000mに自生する高山種である。
親種であるrobcantleyiは極太の口縁と重厚感ある捕虫袋、jacquelineaeは大きく開いた口と幅広い口縁を持つことで知られている。

両種の特徴を受け継ぎ、肉厚で迫力ある捕虫袋と、美しく大きく広がるペリストームを併せ持つ非常に存在感のある交配種となっている。

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